二十四節気の「大寒」は、一年で一番寒い日

2015年1月20日は、二十四節気の「大寒」です。1年で一番寒い日と言われています。年によって日はずれます。
一年で一番寒さの厳しい頃 。逆の見方をすれば、これからは暖かくなると言うことであります。これからは春に向かっていきます。

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二十四節気とは

二十四節気とは、節分(2月3日)を基準に1年を24等分して約15日ごとに分けた季節のことです。その区分点となる日に季節を表すのにふさわしい春・夏・秋・冬などの名称がついています。

季節は太陽の動きが影響しますが、季節と月日にずれが生じるので厳密には合いません。

そこで、約2600年前の中国の黄河地方の気候に基づき作られた暦を取り入れました。実際の日本の気候とは多少のずれが生じます。しかし、毎年同じ時期に同じ節気がくることや節気の感覚が約15日で一定しており、半月ごとの季節変化に対応出来ることなどから、農業の目安としては非常に便利であり、日本に導入されるようになりました。

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出典:http://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/nijyushisekki/

大寒とは

二十四節気の最後の節にあたり、もっとも寒さが厳しい時期になります。ここを乗り切ったらもうすぐ春ということです。
この時期は、寒気を利用した食物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)を仕込む時期にもあたります。この頃は雑菌も繁殖しにくいので、凍り豆腐、寒天、酒、みそなどの仕込みに最適になります。

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寒の入り、寒のうち

「寒の入り」は、文字通り寒い冬に入る日
「寒の内」は、小寒から節分の前日までの30日間のこと

縁起のよい「寒たまご」

大寒の日に生まれた卵は、昔から「食べると健康に暮らせる」といわれ、「寒たまご」として珍重されてきました。寒さのため鶏の産卵数が減り、その分たまごの滋養分がたっぷりになるからです。
また中国の風水では、寒たまごには「生気に満ちあふれた縁起物」という面もあるのです。そのため風水の世界では、「寒たまごを食べると金運が上昇する」ともいわれています。
金運と健康運を得られる「寒たまご」は、一年に一度しか味わえない縁起物。ぜひ食べたいものです。贈り物にも喜ばれそうです。

寒たまご

腐らない「大寒の水」

一年で一番寒さの厳しい「大寒」に汲み上げられた水を「寒の水」といいます。厳しい寒さで雑菌が少ないと考えられ、この水で作る酒、水、しょうゆは「寒仕込み(寒造り)」と呼ばれています。

「大寒の水」はその寒さのおかげか水の質が1年で一番良く、味は柔らかく、腐らずに保存できると言われています。古来から無病息災を祈る寒稽古にも使われています。さらに神事に使われることも多いです。また1年間腐らないとされており容器などにいれ納戸に保管する家庭が多いそうです。

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大寒は温かくして過ごす

1年で一番寒い日ですがの、風邪対策寒さ対策をしっかりとして、元気に過ごせたら、これからは春に向かっていきます。残りの冬を元気で過ごすことを「大寒の日」に改めて思うのも良いのではないでしょうか。

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