パリで美味しいクロワッサンの3位になったパンを売っている「メゾン・ランドゥメンヌ」が3月30日に六本木にオープンしました。なぜ注目かというと、経営者が日本人女性。しかも波乱万丈の人生で、今ではパリで8店舗に広げているくらいの経営手腕である。女性が経営で海外で成功して、パリで認めらえるパン屋をやっているのはぜひ応援したい。
「メゾン・ランドゥメンヌ」とは
パリに8店舗を展開するパン屋さん。パン職人・石川芳美さんと、パティシエで夫のロドルフ・ランドゥメンヌさんの二人で2006年にパリでオープンし、その後店舗を増やしてきました。
パリでも人気のパン屋さんで、看板商品はクロワッサン。2013年のパリで美味しいクロワッサンの3位を受賞している。また、パリのグルメガイド“ピュドロ”にて、 ブーランジェリー・オブ・ザ・イヤー パリ“パリ最高パン屋賞”を受賞している実力がある。
石川芳美さんとは
石川芳美さん、広島県出身。漬物屋に嫁ぎ、発酵について学ぶ出すと発酵に興味を持ちパン教室に通いだした。そうするとパンの魅力にどんどんとひかれる。そしてパンつくりに没頭して、自分でパン教室を開くまでに追求していったのである。しかし、家庭はそのせいで崩壊。子供3人を残して家を出ていくことになる。離婚後、単身でパリへ渡って、パリでパン職人としての修業を重ねる。ものすごい研究熱心で、スパイではないかと思われたほどだそうです。その修行先の店舗で、現在の夫であるロドルフ・ランドゥメンヌと出会う。11歳年下の彼の猛アタックにより結婚。
その後、一緒にパン屋をオープンさせて今に至っています。主に経営を行っており、その経営手腕はずば抜けています。従業員にも家族のように声をかけ、信頼が厚いです。
現在では、日本にパン教室や日本とフランスを食で結ぶコーディネート事業も手掛けています。
しかも、今後さらに店舗拡大を計画しており、パリ9号店のみならず、イギリス、ドイツへの出店が予定されているほか、さらに東南アジア、中東諸国への進出も計画されているそうです。一人のパン職人が、世界に店舗を広げる敏腕経営者となっています。
出典:http://www.maisonlandemaine.com/
二人の間には7歳の女のお子さんがいて、最初の子供たちに親らしいことをしてやれなかった後悔もあり、仕事と子育てを両立させ、幸せに暮らしているようです。
メゾン・ランドゥメンヌ トーキョーが3月30日オープン
いよいよ絶品のクロワッサンとバゲットが日本でも食べられます。場所は六本木から飯倉交差点付近です。
メゾン・ランドゥメンヌのパンは、自家製天然酵母を使用し、低温長時間発酵でゆっくりと熟成させた、小麦の香り豊かな味わいが特徴です。原料の小麦やバターも品質を重視して選んでいるそうです。ランチのお野菜も国産にこだわっています。
人気のクロワッサンは、国産バターとフランスバターと2種類あります。フランスバターの方が、かなり濃厚な味のようです。お値段は高いですが、一度は味わってみたいものです。
クロワッサン・国産バター (250円+税)
クロワッサン・フランスバター (480円+税)
追記:クロワッサンは1日1500個売れているそうで、15時には売り切れるそうです。(5月2日時点)
フランス仕込みのバゲットがこのお値段で買えるも嬉しいです。
バゲット (180円+税)
バゲットトラディッション(220円+税)
バゲットトラディッション・セレアル (280円+税)
ランチも充実。食べ放題の数種類のパンがついてきますが、焼きたてパンと一緒にいただけるのは、一段とおいしそうです。ハード系のパン好きにはたまらないランチになりそうです。ランチにはクロワッサンはつきません。
ディナーはないので、お料理とパンをいただくなら、ランチを狙ってください。
ランチメニュー
・本日のおすすめランチ (1000円+税)
・本日のスープランチ (1250円+税)
・ビーフシチューセット (1350円+税)
・クリームシチューセット (1350円+税)
店舗概要
Maison Landemaine Tokyo(メゾン・ランドゥメンヌ トーキョー)
住所:東京都港区麻布台3-1-5
TEL:03-5797-7387
アクセス:六本木駅5出口から徒歩8分
座席60席(テーブル40、テラス20)
営業時間:
平日7:00~20:30(L.O 20:00)/土日祝日 9:00~19:30(L.O 19:00)
ランチタイム:平日11:30~14:30/ブランチタイム:土日祝日 10:00~14:00
定休日: 不定休
■関連サイト
>Maison Landemaine Tokyo
パンを習いたい方、パン職人を目指す方にはパン教室があります
「メゾン・ランドゥメンヌ」の店舗の隣にあるのが、パンとスイーツの学校です。
日本人の女性がパリで屈指のパン屋となるまでになったのは誰もが憧れます。パンを作る人なら、ぜひその作り方を習いたいと思うでしょう。趣味としてパンやスイーツを作りたい方から職人になり方まで、幅広いレッスンがあります。単発レッスンもあるので、石川芳美さんのレシピのパンを食べて、作ってみたいと思った方はぜひ参考にしてください。
スクールの社長はもちろん石川芳美さんですが、先生は日本人や外国人の方など様々です。同じ技術や製法で教えてくれます。
■関連サイト
>ルヴァン・ダンタン Levain D’antan
まとめ
パンをきわめて人生が変わった石川芳美さんの人生は波乱万丈と言えますが、それにより今の成功もあるので、人生何があるかわかりません。好きなことを極めてみると、違った楽しみや人生になるかもしれませんね。今後の活躍を応援したいです。
■追記 混雑情報
情報によると、平日でも毎日かなりの行列だそうです。行くなら朝一~10時までがねらい目です。味はパン職人さんも絶賛していました。クロワッサンは高いけどフランス産バターが美味しいそうです。(4月6日時点)
平日のお昼前には50人ほど並んでいます。今だに行列です。(5月2日時点)
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